少しの不安から婦人科へ。早く行っておいてよかった

妊活体験談

30代前半HTさん

私が最初に婦人科を訪れたのは、まだ20歳になったばかりの頃でした。
生理不順が気になって受診しました。

多嚢胞性卵巣症候群と診断されました。

そこで医師に

『妊娠を希望していますか?もし将来 妊娠を希望するなら早い方がいいです。年齢を重ねると妊娠する可能性が低くなります。』

と言われました。

子どもが大好きな私にとって、将来もしかしたら妊娠できないかもしれないと知ってとっさにでた言葉は

『早くって、何歳くらいですか?』

でした。

医師には

『妊娠を希望するならとにかく早い方が良いです。』

と言われました。

その後いろいろと説明を聞きましたが、『妊娠出来ないかもしれない』という言葉以外頭に入ってきませんでした。

まだ学生だったのですぐに妊娠希望ではなかった為、子宮を休め生理を安定させる薬を飲むことになりました。薬を飲んでいる間は安定して生理がきていました。

医師には

『妊娠したい!と思ったら薬をやめて妊娠治療に入っていくからね』

と言われて、数年間この薬を飲み続けました。

結婚してすぐに

『子どもが欲しい!』

と思い医師に伝え、妊娠治療が始まりました。

まず夫に異常がないのか検査をしました。そして、毎日基礎体温を計りタイミング法を実践しました。(約3ヶ月)

しかし妊娠には至らなかった為、医師の勧めで卵管造影法の検査をしました。

結果 片方の卵管が詰まっていることがわかり次のステップに進むことになりました。

私は卵が育ちにくい為、卵を育てるための薬を投与することになりました。

何回か挑戦しましたが、思うような結果に至らずとても落ち込みました。

『結婚したら、次は子どもだね!楽しみだね』

と周りから言われることにプレッシャーを感じ

【早く妊娠したい】

という焦る気持ちはますます強くなりました。

そう思っていた矢先 医師から

『卵が育ってきたので次は排卵を促す薬を投与しましょう』

と言われました。
それから数週間後 妊娠が判明しました。

今までの苦労を思うと妊娠初期の頃は喜びよりも不安の方が大きかったです。

しかしお腹が大きくなるにつれ、楽しみの方が大きくなっていきました。

今目の前にいる娘は私たちの一番の宝物です。

治療中は長い長い暗いトンネルの中にいるような気持ちでした。
一緒に乗り越えてくれたパートナー、産まれてきてくれた娘を一生大切にします