「自宅出産」という赤ちゃんの迎え方があることをご存じでしょうか?
戦前までは、日本のほとんどの赤ちゃんが
助産師(昔は産婆さんと呼ばれていました)のサポートのもと
自宅で生まれていました。
戦後、昭和30~40年の10年で
病院での出産が主流となり
今にいたっていますが
今でも「自宅出産」はできます
(日本で、約1000人に1人は自宅で生まれています)
何を隠そう
私も3人の子どもを自宅出産しました
今回は、自宅出産という選択を
妊活中のより多くの方に知っていただきたいと思い
おおまかな流れや
よく頂く質問についてご紹介したいと思います。
(取り扱う助産院によって、多少の違いはあります)
Q&A
Q:自宅出産?自分で取り上げるの?(私は助産師なので、よく言われます、笑)
A:出張専門で開業している助産師さんがサポートしてくれます。
バックアップしてくれる医療機関(嘱託医療機関)が必要なので、助産師なら誰でも自宅出産のサポートをできるわけではありません。
Q:どんな人が自宅出産できるの?
A:母親自身に合併症などがなく、妊娠中の経過に大きな異常がない方です。過去に帝王切開をした経験がないこと、多胎(双子、三つ子)ではないことも条件になります。
★詳しくはこちら★
「助産所での出産を考えている方へ(日本助産師会)」
http://angel-smile-momo.com/images/josanjo_leaflet.pdf
Q:自宅出産のメリットは?(ここに書いたのは私個人の感想ですが、一般的にもよく言われています)
- 自分がリラックスできる環境で赤ちゃんを迎えられる。スタッフに遠慮しなくていい(忙しそうだなぁ、とか)
- 上の子が、妊娠中から健診にしっかり参加させてもらえて、心の準備ができる。
- 上の子と離れないので、赤ちゃん返りが少ない。
- 医療介入がないので、妊娠中から自分の心や身体と向き合い、しっかりと準備していく必要があるが、そのぶん自分で産んだ!という達成感がある
- 産後、授乳室や〇〇教室、診察室までの移動がなく、ほとんど動かなくていいので回復が早い。
産後1週間、夫と一緒にいることで、夫が女性の産後の心身へのダメージや、赤ちゃんの変化を実感できる。などなど。
Q:妊婦健診はどうするの?
A:母子手帳をもらい、血液検査などで問題がないか確認するまでは、病院で健診を受けます。以降は、助産院あるいは自宅で健診しますが、途中で何回かは病院でエコーや血液検査を受け、問題がないか確認します。
Q:途中で異常があったらどうするの?
A:分娩を扱う助産所(助産院)は、必ず連携している医療機関(嘱託医療機関)があります。正常な経過から逸脱した(しそう)・・・と判断した時点で、医療機関に搬送します。
Q:産むにあたり、自宅には何を準備しておけばいいの?
A:布団などが汚れないように敷く大きなパッドや、器械類は助産師が準備します。家で準備しておくのは、バスタオル、ごみ袋、赤ちゃんとお母さんの服・・・と病院とほぼ変わりません。
他にもご質問がありましたら
できる限りお答えしたいと思いますので
コメント頂けたら嬉しいです^^
自宅出産の体験期については、
後日、私が1人目を産んだときの手記をご紹介したいと思います
お楽しみに~!!!!
いよいよ最終回!
第7回フォーラム「授かり大国ニッポンを前祝い!wakuwaku養父まつり」