現在、私には2人の子供がいます。
結婚して数年後に妊娠。側からみれば順調に結婚〜妊娠出産の道を進んだ夫婦に見えるかもしれません。
そんな私たち夫婦も不妊治療を経て、子供たち2人を授かりました。
不妊治療のお話しはまた追ってお話しするとして。笑
今回は結婚する時の話に遡りたいと思います。
それはパートナーが私の実家に結婚の話と挨拶に向かった時のこと。
まさか思いもよらぬ言葉が両親、特に母の言葉から・・・
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さて、遡ること十◯年前。
パートナーが結婚の申し込みに実家へ。
いろんな話をし結婚に関しては、パートナーのことを認めてくれて良かった〜と安堵。
しかし、次に母の口から出た言葉。
「この子は子供が産めない身体かもしれないですが、それは良いんですか?」
「そちらのご両親はご存知なのでしょうか・・・?」
この言葉を聞いた瞬間、ズドーンと谷に突き落とされた気持ちになりました。
だってそれは、私自身がまるで
結婚できない人間、問題ありの女性
みたいに思えたから。
「子供が産めないと結婚するのも問題になるんだ」
「相手側のご両親が私の身体のことで結婚反対することもあるんだ」
妊娠しにくい身体というのが、それほどにも問題のあることなのか、
と自分の母親から出た言葉に愕然としました。
母としては、きっと私を想ってのこと。
長男であるパートナーのことを考えると、跡取りのことも考えないと、
あちらのご両親に失礼だと思ったんだと思うし、
順調に進んでいたはずの結婚への話が、ある日突然崩れてしまわないように、
事前にきちんとこの場で話をしようと思ってのこと。
わかってはいたものの、かなりのショックを受けました。
妊娠しにくいことは私の身体の場合は命に関わる大きな病気ではなく、
治療もできる。
だけど、「子供が産めない」というだけで、結婚すら諦めないといけないのか、と・・・。
幸い、私の場合は、パートナーもとても温かい言葉で、
「それを問題だとは思っていません」と言ってくれたし、
パートナーのご両親も理解をしてくれました。
こういった世代間の考え方の違いも、私たち女性にとってはプレッシャーになることも・・・。
この時の親のキモチ、子供を持った今ではとってもよくわかります。
その時はショックだったし、落ち込みもしましたが、
今となっては嬉しくもあり。
ただ、やはり治療を経験したからこそ、
あの時の母とは違うキモチで、
子供に伝えられることも増えたなと思っています。
辛かったけど経験は無駄ではなかった!
また後日、不妊治療のあゆみについてお話しさせていただこうと思います(^^)