改めまして、こんにちは。
現在、2人の子供たちの子育て中の母親です。
結婚して数年後に妊娠。
側からみれば順調に結婚〜妊娠出産の道を進んだ夫婦に見えるかもしれません。
そんな私たち夫婦も不妊治療を経て、子供たち2人を授かりました。
前回は結婚する時の話についてお話しさせていただきました。
今回は、思い起こせば、あれが不妊治療が始まったきっかけだったのかも・・・
というお話をします。
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不妊治療、というと、結婚後数年経って、「何かおかしいな?」ということで
スタートされる方がほとんどかな?と思います。
私の場合というと、結婚してすぐに、妊娠するための治療、
つまり『不妊治療』を開始しました。
(本当であれば、言い方は『授かり治療』に変えてほしいものですが!)
その理由は、私が月経困難症だったから。
私は結婚する以前から、月経に問題がありました。
前回もお話したように、妊娠しにくい身体だったのです。
こうなったのはいつ頃からだったかな?と思い返すと・・・
月経が始まってから、月経周期にも生理痛にも悩まされることもなく、
至って健康体と言える身体だった私。
一番はじめに、病院を受診したのは大学生の頃。
「あれ?随分長いこと生理が来ないな?」と思って、大学病院へ。
色々な検査をしましたが、結果原因不明。
一時的にストップしてしまっただけなのか、一時するとまた生理が再開しました。
あの時生理が止まってしまった原因は、ダイエット。
高校時代にスポーツをしていた私ですが、大学に入りスポーツを辞めてしまったので、
食べたら食べただけ、そして20歳をこえてお酒を飲むようになって太り(笑)。
やっぱりその年代ですから見た目が気になって、炭水化物を抜くダイエットをし、
効果あって痩せました。
が、実は身体は大変なことになっていたのです。
しかしその頃の私は生理がまた戻ってきたのもあって、まさか原因がダイエットだと思いもせず、
「あ、戻ったなら良かった!妊娠していたわけでもないし!」と安易に考えていました。
そしてその数年後。就職してからのこと。
希望の会社に就職することができて、仕事も楽しいし、朝早くから夜遅くまで会社で過ごす毎日。
帰宅するのも夜かなり遅い時間になるので、夜ご飯もちゃんとしたものを食べることなく、
みるみるうちに痩せていきました。
入社時に9号だった制服は5号に変わり、周りも心配するほどに(汗)。
その当時に必要な量の食事をきちんと食べれていなかったことが原因だったと思います。
大学の頃にやったダイエットが成功したこともあって、やっぱり炭水化物は控えめに、
油物もそんなに食べず、自分で作るお弁当(会社で食べる昼ごはん)は
その年齢の女性からすると、かなり小さいサイズにしていました。
(周りにそんなんじゃ足りないよ!と言われていたのに、、、)
そうするとまた生理は来なくなってしまい。
女性ホルモンの値がほぼゼロ。
自力では生理は起こせない、つまり、新しい命を育むための身体ではなくなってしまったのです。
そうなってようやく気づくわけですが、それではもう遅かった。
大学の頃に生理が戻ってきた経験があったことで安心してしまっていましたが、
月経困難症、無排卵という病名が付き、もう2度と生理の来ない身体となりました。
そこから体重は増えたものの、自分の脳から、
「新しい命をつくる準備をしますよ〜」の司令は出てきません。
人間の身体はうまくできているものだ、と変に感心してしまいますが、
自分の命を守ることが最優先らしく、新しい命をつくることへパワーを注ぐことはないんですね。
自分としては過度なダイエットをやりました! という認識はなかったものの、
その年代の女性に必要な量には足りていなかった。
それから毎日、薬漬けの日々。
身体はいったって外見元気なのに、薬を飲まないといけないことが
なんだか苦しかったことを今でも思い出します。
妊娠しやすい身体づくりについて、教えてくれる教育を学校でも受けてこなかったし、
ダイエットの弊害でまさか月経困難になるとも思っていなかった。
自分の身体について知ること、生理の仕組みや女性だからこそ、
気をつけないといけないことがあること。
自分が苦しんでしまったからこそ、これからの世代の人たちに、
きちんとした知識とそれを知る機会を増やしていきたいと心から思っています。